お知らせ
「セクシャルマイノリティと医療」公開学習会を行いました。
2017.7.4(火)
「みなさん“LGBT”をご存知ですか?」
「みなさんのお知り合いにセクシャルマイノリティの方はいますか?」
「トランスジェンダーと性同一性障害の違いはわかりますか?」
講師からの問いかけに、参加者から挙がる手もだんだん少なく…。
勤医協札幌病院では7月4日の夕方、病院や介護施設の職員を対象に「セクシャルマイノリティと医療」の公開学習会を開催しました。
「誰もが安心してこられる病院にするために、どんなことに配慮したらいいの?」という疑問と不安をもちながら参加した職員たち。講師から、セクシャルマイノリティの方々が日頃どのような場面で苦労されているか、病院ではどんなことに困っているかなど約1時間にわたって話を聞きました。
「問診票に患者さんがセクシャルマイノリティであることを書ける欄を作ってはどうか」など、講師から提案を受けながら一緒に考える場面も。患者さんの思いを理解することで、今後の病院づくりに生かせるヒントが得られました。札幌市ではこの6月から、セクシャルマイノリティにかかわるパートナーシップ宣誓制度を開始。政令指定都市としては初めてです。すでに携帯電話会社が家族割を適用するなどの動きもありますが、セクシャルマイノリティの権利を保障するためには、住民の意識と行動が重要と実感しました。