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6月開催報告「熱中症予防について」

6月の医療講演会は、内科の小林冬美子医師が「知って防ごう熱中症」と題して講演しました。


熱中症とは高温多湿な環境に体が適応できないことで生じる様々な症状のことをいいます。

熱中症になりやすい月は7~8月の気温が30度以上の日で、北海道では急に暑くなる日は特に注意が必要です。

また65歳以上の高齢者の場合、自宅の中で発症することが多いのも特徴です。

  

小林先生は、熱中症予防のために「さ・す・け」を覚えておきましょうとお話しました。

熱中症は、

さ 「避けて」~暑い時は無理をせずに休憩、調子が悪いと感じたら身近な人に伝える

す 「涼しく」~外出時は日傘や帽子でなどで日差しを防ぐ、室内の空気の流れを作る、冷却グッズなど活用

け 「健康に」~のどが渇いていなくても水分補給、汗をかく作業の前後は塩分も補給、

        規則正しくしっかり睡眠、朝食をとる、お酒の飲みすぎに注意する 


以上のことに気をつけて、上手に夏を乗り切りましょう!

講演後、参加者からの質問に小林医師が丁寧にお答えしました。


 

水分補給は水よりも麦茶が良いか?

麦茶は水分補給としては良いが、塩分が入っていないので、汗をかく時には塩分も一緒に摂取したほうが良いでしょう。

1日にどのくらいお水を飲めば良いのか?コーヒーやジュースなどは含めても良いか?

1日3食の食事以外で1リットルを目安に水分補給して下さい。

ご自身が飲みやすいもので良いが、ジュースには糖分が多く含まれているので注意が必要。

コーヒーは利尿作用があるので避けましょう。

赤ちゃんや認知症の高齢者など、自分で意思表示できない人はどうすればいいのか?

いつもと違う表情だったり、反応が悪くないかなど、周りの人がよく注意することが必要です。

夜中トイレに行ったら、その度に水分補給が必要か?

トイレのたびに水を飲むのは大変なので、寝る前と起きてすぐに水を飲むようにしましょう。


ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回(7月)の医療講演会

次回(7月)の医療講演会

7/26(木)14時~15時 菊水ビル4階・大会議室

 

勤医協札幌病院 耳鼻咽喉科 永沼 久夫医師による「難聴について」です。

 

参加は無料です。どうぞお気軽にお越しください。